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【助産師解説】夏本番前に知っておきたい!妊婦さんの「むくみ」と「正しい水分補給」のコツ

【助産師解説】夏本番前に知っておきたい!妊婦さんの「むくみ」と「正しい水分補給」のコツ

2026/07/18(Sat)

【助産師解説】夏本番前に知っておきたい!妊婦さんの「むくみ」と「正しい水分補給」のコツ

夏場は妊婦さんのむくみが悪化しやすい季節。水分を控えるのは逆効果って知っていましたか?むくみの原因と、正しい水分補給のコツ、おうちでできる簡単なケア方法を助産師が解説します。

気温が上がり、汗ばむ日が増えてきましたね。「夕方になると靴がきつい」「指輪が抜けなくなった」と、むくみ(浮腫)に悩まされる妊婦さんは非常に多いです。

特に夏場は、「むくむから水分を控えたほうがいいのかな?」と迷ってしまう方もいらっしゃいますが、実はそれは逆効果!今回は、夏本番を迎える前に知っておきたい、むくみの原因と正しい水分補給のコツについて助産師が解説します。

1. なぜ妊娠中、特に「夏」はむくみやすいの?

妊娠すると、お腹の赤ちゃんにたっぷりの酸素と栄養を届けるため、ママの体内の血液や水分の量は非妊娠時の約1.4倍にも増えます。さらに、大きくなった子宮が骨盤まわりの太い血管を圧迫するため、足の血液が心臓に戻りにくくなり、どうしてもむくみやすくなります。

それに加えて、夏ならではの落とし穴が冷えです。暑いからといって冷たい飲み物をガブガブ飲んだり、クーラーの効いた部屋で素足で過ごしたりしていると、体が内側からも外側からも冷えて血流が悪化し、さらにむくみが強くなってしまうのです。

2. 「水分をとるとむくむ」は大きな誤解!

むくみが気になると「これ以上水分を摂らないほうがいいのでは…」と思いがちですが、これはNGです。

人間の体は、水分が足りなくなると「体がカラカラになってしまう!」と危機感を感じ、逆に体内に水分を溜め込もうと働きます。これがさらなるむくみを引き起こす原因になります。

3. むくみを防ぐ!正しい水分補給3つのコツ

体を冷やさず、しっかり潤すための上手な水分の摂り方をご紹介します。

・こまめに「ちょこちょこ飲み」をする 一度にコップ一杯の水を一気に飲んでも、体に吸収されず尿として排出されてしまいます。水筒やマイボトルを手元に置き、「喉が渇いた」と感じる前に一口、こまめに飲むのが理想的です。

・常温または温かい飲み物を選ぶ 氷たっぷりの冷たい飲み物は、内臓を冷やして血流を悪くします。できるだけ常温のお水や、温かいお茶を選びましょう。

・ノンカフェイン・無糖が基本 水や麦茶など、カフェインが含まれないものが安心です。冷たいジュースやスポーツドリンクは飲みやすいですが、糖分が非常に多いため、体重の急激な増加に繋がる恐れがあります。

4. お家でできる、夏の簡単むくみケア

水分補給とあわせて、毎日の生活にちょっとしたケアを取り入れてみましょう。

足首を温める: 夏でも、クーラーの効いた部屋ではレッグウォーマーや薄手の靴下を履いて「足首」を冷やさないようにしましょう。

足を少し高くして寝る: クッションや丸めたバスタオルを足の下に置き、足先を心臓より10cm〜15cmほど高くして休むと、足に溜まった血液が戻りやすくなります。

足首を回す: 座ったまま、足首をゆっくり大きく回すだけでもふくらはぎの筋肉が動き、ポンプ機能が働いてむくみがスッキリします。

まとめ:自己判断の水分制限はNG!つらい時はいつでもご相談を

むくみは妊娠中のマイナートラブルとしてよくある症状ですが、「急に顔や手までパンパンにむくんだ」「足のすねを指で強く押しても、へこんだまま戻らない」といった場合は、妊娠高血圧症候群などのサインが隠れている可能性もあります。

「いつものことかな?」と自己判断して水分を制限したりせず、つらい時や不安な時は、遠慮なく当院の健診時や助産師にご相談くださいね。正しいケアで、これからの暑い季節を一緒に乗り切りましょう!

【監修】医療法人育愛会 愛産婦人科