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【助産師監修】妊娠線はいつからケアすべき?お腹だけじゃない、見落としがちな部位とケアのポイント

【助産師監修】妊娠線はいつからケアすべき?お腹だけじゃない、見落としがちな部位とケアのポイント

2026/03/19(Thu)

【助産師監修】妊娠線はいつからケアすべき?お腹だけじゃない、見落としがちな部位とケアのポイント

「妊娠線を作りたくない!」 これは多くの妊婦さんの共通の願いです。 妊娠線とは、急激な体型の変化に皮膚の伸びが追いつかず、皮膚の奥(真皮)が裂けてしまうことでできる断裂線のこと。 妊娠線ができてしまうとショックを受けてしまいますが、正しい知識でケアをすれば、リスクを減らすことができます。

1. ケアは「妊娠初期」から始めるのがベスト!

「お腹が出てくる妊娠5〜6ヶ月くらいからでいいかな?」と思っていませんか?

実は、助産師がおすすめするのは「妊娠がわかったらすぐ(妊娠初期)」からのスタートです。

理由は「皮膚を柔らかくしておくため」

風船をイメージしてみてください。新しいゴム風船はいきなり膨らませようとすると割れやすいですが、事前によく伸ばして柔らかくしておけば、スムーズに大きく膨らみますよね。

人間の皮膚も同じです。

お腹が大きくなる前に、たっぷりと保湿をして伸びの良い、柔らかい皮膚を作っておくことが、最大の予防策になります。

つわりで香りが辛い時期は無理をしなくて大丈夫ですが、無香料の保湿剤などで早めに習慣づけておきましょう。

2. 要注意!お腹だけじゃない「見落としがちな部位」

「お腹には毎日クリームを塗っていたのに、気づいたらお尻に線ができていた!」

これ、実はとても多い失敗談です。

妊娠線は、脂肪がつきやすく急激にサイズアップする場所にできやすい性質があります。以下の隠れ妊娠線スポットも忘れずにケアしましょう。

① バスト(胸)

妊娠中、バストは通常より2カップほどサイズアップすると言われています。

乳腺の発達に伴って急速に大きくなるため、胸の下側や横側に線ができやすいです。下着で擦れる部分もしっかり保湿しましょう。

② お尻・太もも

妊娠すると、赤ちゃんを守るためのクッションとして、骨盤周り(お尻や腰)に脂肪がつきやすくなります。

自分では見えにくいお尻の下の方や、太ももの内側も要注意エリアです。

③ 二の腕・ワキの下

意外かもしれませんが、二の腕の内側も皮膚が薄く、体重増加に伴って線ができる場合もあります。

3. 助産師が教える「効果的なケア」のコツ

高い専用クリームを使わなくても、市販のボディクリームやオイルで十分です。大切なのは回数塗り方です。

1日2回、たっぷりと

お風呂上がりだけでなく、朝の着替えの時にも塗りましょう。

皮膚が乾燥していると、少しの伸び縮みでピリッと裂けてしまいます。「常にしっとりしている状態」をキープするのがコツです。

お腹は「マッサージ」しなくてOK!

ここが一番のポイントです。

「浸透させなきゃ!」とお腹をグイグイ押したり、強くマッサージするのは避けましょう。子宮への刺激になり、お腹が張ってしまう(収縮する)原因になります。

  • 正しい塗り方: 手のひらでクリームを温め、優しくなでるように広げるだけで十分です。

注意点: お腹が張っている時や、切迫早産の安静指示が出ている時は、無理に触らず、そっとしておきましょう。

まとめ:できたとしても、それは「勲章」です

どれだけ完璧にケアをしていても、体質や急激な成長によって妊娠線ができてしまうことはあります。

もしできてしまっても、落ち込まないでください。それは赤ちゃんをあなたのお腹の中で一生懸命育てた、立派な母の勲章です。

保湿ケアは、妊娠線予防だけでなく妊娠中特有の皮膚のかゆみを和らげる効果もあります。毎日優しくケアを続けてみてくださいね。

【監修】

医療法人育愛会 愛産婦人科